2010年5月26日水曜日

SAKE EXPO 2010






今年も行ってきました。
JFC主催のSAKE EXPO
今回はラッキーな事に家から10分の所にあるクッパチーノのホテルで開催されました。
会場に着くなり感じた事は去年より人が多いなと、、!
これは期待大。
しかしながら去年の顔ぶれとほぼ一緒で少し残念です。
今回目新しい所では山形の『雅山流』
杜氏兼専務自ら参加されていました。
綺麗で香り高く後味もしっかりしているいいお酒を造る蔵です。
ほぼ全部の蔵を試飲しましたが、今回お酒の収穫よりも『強力』で有名な鳥取の”千代むすび”の専務さんと日本の酒造りと農家さんについて話をしました。
今、島根の蔵の3分の1の酒蔵で復刻米『強力』を使ったお酒を造られています。
『強力』の稲は通常の酒米より背が高いらしく管理が難しいため大正10年〜昭和20年代までしか作られていなかった幻の酒米です。
鳥取の数件の蔵と農家さんが協力し合い平成に入り復活させた酒米。
最初はなかなか成功するか分からない米作りに賛同してもらえる農家の方も少なかったみたいで苦労されたみたいですが、酒を醸してみるとあの『山田錦』にも退けをとらない酒に仕上がりで鳥取の特定酒米としての地位を確立した模様です。
日本酒も流行、廃り、があるらしく雑誌で取り上げられる良く売れ一時が過ぎると廃る。
流行に敏感な日本人に農家そして蔵元さんも振り回させられてる様で何だか悲しい気分になりなした。
日本酒に興味を持ってくれる人が増える事に関しては嬉しい限りです。
しかしながら、自分の舌で吟味し、そして流行には関係のない自分の酒を見つけて貰いたいです。
特に地元のお酒を飲んで下さい。
地元を知り、そして地元の生産者、酒屋、米屋その他正直に商売されている方を皆で応援しどんどん地元が盛り上がれば日本全体に元気が出るのではと勝手に想像しています。
酒で日本を救う。
そんな人生にしたいな。

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